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カイロ散策 〜エジプト考古学博物館でツタンカーメン〜

ピラミッドが見れれば博物館は行かなくてもいいかな~と思っていましたが、カイロに来たなら絶対行くべき、と結論付けました。By 私(嫁)

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歩いてエジプト考古学博物館

宿泊したKempinski Nile Hotelは立地がまあまあ良く、博物館へも徒歩15分ちょっとで行けると言うことで、歩いて行ってみることにしました。ホテルから大使館が立ち並ぶエリアを通り抜けてタハリール広場へ。ガードマンも立ってるし、歩く人もエリートっぽい人たちで治安は良さそうだったのですが、最近は大使館狙いのテロも増えているので少し不安でした。途中広い道路に面していくつかATMもあり、現金もゲット。タハリール広場で急に道が開けて人がいっぱい居ました。遠くに見えるピンクっぽい建物が目指す博物館です。(まだ結構ある・・・汗)

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日差しもきつく、大きな道路を渡れるかと憂鬱になったのですが、赤いM、メトロのマークを見つけて、地下がつながっていると期待して、下から行ってみることにしました(真夏は有楽町から銀座へも地下を通って行く私たちです)。後で地下鉄を使う予定だったので下見も兼ねてます。意外とキレイです。

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余り距離は稼げず、地上に出てもまだタハリール広場でした。

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だいぶ近づいてきました。早く日陰に入りたいところですが、正面向かって右側の通りからしか入れてもらえませんのでご注意を。また、敷地に入るのに身分証明書が必要です、お忘れなく。私たちはパスポートはおろか免許証なども持っていません。これはホテルまで取りに行かないといけないのか、、、と覚悟しましたが、諦める前にしれっとクレジットカードを出してみました、、、

OK. Come in

(о´∀`о)

害のなさそうな東洋人だったからか、しれっと通してくれました。ただ、どの担当者でもそうしてくれるかは分かりませんので出来るだけ身分証明書、お忘れなく。

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その後、さらにセキュリティチェックを受けて建物の前まできました。博物館の前にはすでに遺跡っぽい石のモニュメントがずらり。小さいピラミッドやスフィンクスもあって、早速テンションが上がります♪

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カメラの持ち込みは要注意

セキュリティーゲートを入ったすぐ横の窓口で入場チケットを購入します。その際に、50エジプトポンド(≒300円)でカメラ撮影許可シールを購入できます。私たちはカメラ2台ですが、1台はカバンにしまってメインのカメラ1台で撮影すればよいと思い、カメラ1台分を購入。

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建物に入ると、もうそこに有名なラムセス2世像が見えています☆はやる気持ちを抑えつつ、ちょっとした行列を並んで入場ゲートへ。

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ここでまたハプニングが発生。X線検査でシールの無いカメラは持ち込めないと私(嫁)が止められました。もう一度外に出て、ゲートの近くにある無料の手荷物預かり所に預けてこいと。。。そんなぁ~ここまで来てまた戻るの~?とゴネてみても許してもらえず。私(旦那)はちゃっかりシールを見せて入場済み。古代好きな私(嫁)は早く入りたい気持ちもあり、意を決して暑い暑い外へ猛ダッシュ

人混みをかき分けて逆流したり追い抜いたり、手荷物預かり所はどこだ?あっちか?こっちか?と人に聞きまくったりで、何とか息を切らして汗だくで戻ってきたのは5分後。それを涼しい顔で迎えるのは、300円ケチって原因を作った私(旦那)。まぁ、300円をケチるとこういうことになりますのでご注意ください。(先に手荷物預かり所に預けておけば無料だし、何も問題無かったのだが…)

古代好き必見のエジプト考古学博物館

そんな汗も疲れも怒りも吹っ飛ぶほど、憧れていた博物館にテンションが上がります。奥まで何がどう貴重なのか分からない代物が、とにかくずらり。広ーい。

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建物は二階建てで、上の写真の中央ホールを囲むようにいくつも小部屋があり、その外側に通路がある構造です。これは1Fの外側通路。通路以外のホールと小部屋は二階へ吹き抜けになっています。

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上の写真の左側にいくつもある小部屋はそれぞれ年代で展示が分かれています。これはローマ時代。吹き抜けにより自然な光が差し込んでいます。贅沢な空間の使い方です。

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二階から見るとこんな感じです。吹き抜けの周りにあるガラス棚には色々なものが展示されていますが、ここはミイラが展示、というか収納されています。

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展示物

小部屋の展示 

たくさんある小部屋を一つ一つ見て回ると結構時間がかかります。有名な展示物や、見応えのある展示物が多すぎて、ガイドさんなしだとうっかり見過ごしてしまうので、事前に見たいものの場所はチェックしたほうが良いでしょう。これはトトメスIII世像。両側から動物の頭をした神様に、痛いの痛いの飛んでけ、されてます。

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とある小部屋、似たような石像が並んでいます。そんな中、左手の柱にひっそりと。。。

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はい、ツタンカーメンさん、いらっしゃいました。

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ホールほか

中央ホールの正面奥には2階まで届くアメンホテプ3世の夫婦の巨像があります。手前の三角錐のものはピラミッドの先端に付けるキャップストーン。昨日行ったギザのピラミッドでは、クフ王のピラミッド先端が盗まれてました。こんなのがついてたんでしょうか。

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ヒエログリフの石版です。照明がちゃんと当てられているので近くで質感までマジマジと堪能することができて大満足。

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石棺もあり、ピラミッドの中はこんな感じだったのかな、と想いを馳せます。

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パピルス好きにはたまらない、パピルスに記されたヒエログリフ。あぁ、これ読めるようになりたい。。。これが無造作に階段の踊り場に展示されています。至福です。

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昨日、パピルスの製作工程を見て買って手に触れたので、ここで改めてパピルスの縦横の目を間近で見ると、これまで想像していたものよりザラザラで固いものだったのだと理解できイメージが深まりました。(質の悪い麻布くらいのイメージでした)

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ミイラ 

エジプトといえばミイラ、ミイラと言えばエジプト、というほど有名ですが、ここではその理由が体感できます。貴重な石棺が所狭しと並んでいます。本当に隙間が狭く置かれており「集め過ぎてしまった感」が否めません。ここではこれらの棺、希少価値ではないようです。段ボールレベル?

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こちらは木製?の棺。色が残っているのが驚きです。一つ一つデザインやサイズが違っているので、個人を偲んで一つ一つ作られたものだと分かります。ただ、女性っぽいもので幅が細いものと太いものがあることが、どうしても気になってしまいました。「私の棺を作る時は、狭くてもいいから細めでお願いしたい。」と呟く私(嫁)でした。

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2階は展示と言うより、棺の保管場所のようです。歩けど歩けど色あせた棺が並ぶばかり。こうなると、このデザインがいいね、という感想しか無くなってしまいます(笑)

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展示されている黄金のマスクは磨かれているものが多いですが、リアルに埃をかぶっているものがあったので、参考までに。もしあなたがピラミッドを探検して見つけた木棺を開けると…きっとこんな感じ。

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ツタンカーメン

2階の奥の一角に、ツタンカーメンの黄金のマスクが展示してある部屋があります。こちらは写真撮影禁止なので残念ながら写真はありませんが、ネットにあるものそのまんまでした。

古代や遺跡に余り興味のない私(旦那)が一番見たかったのが、この黄金のマスクです。眩しいほどの金色に色鮮やかな宝石がビッチリと埋め込まれていて、豪華絢爛そのもの。以前、ツタンカーメンの黄金の顎のヒゲが折れてボンドでくっつけていたというニュースが流れていたのは有名ですが、実際にまじまじ見ても分からないほどに修復されていました。素晴らしい。

黄金のマスク以外にも多くの装飾品などの展示もあり、ひび割れた石や古びた木ばかり見ていたせいもあって、この部屋全体的にまばゆい印象がひと際強かったです。

黄金の品々

まずは、耳と首輪が黄金のわんこ。死者を導く神様です。有名ですが、実物は意外と大きくカッコ良すぎでした。つい、お土産に置物を購入してしまうほど。

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ツタンカーメンの部屋の周りには黄金のものがたくさんあります。

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ツタンカーメンのものは、胸飾りや髪飾りがカラフルでしたが、このマスクは、目の周りと眉毛だけが青というシンプルなデザインです。この青がキレイでうっとり。

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ミイラと同じく、これも飽きるほどあります(笑)

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黄金の女の子たちと上の方でたくさんのコブラたちが守っている黄金の箱は、ツタンカーメンの内臓が保存されていた箱。

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こちらは、黄金の棺。扉の上下に取って付けたような「かんぬき」がありますが、これ、古代エジプトからあったものなんです。凄くないですか?(←黄金に飽きて有難みを感じなくなってしまった人のモチベーションの保ち方)

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別の棺の中です。この木枠にも、かんぬきが。これはただのかんぬきですが、古代エジプトではすでに現在のシリンダー錠の原形があったんです。ギリシャ時代初期にも無かったそうなので…やっぱり凄いです、エジプト文明。ここでは、その一面が見れた気がしました。大事なものを入れて扉を閉めておく、当たり前の人間らしい行為が、この時代もあったんだなぁ、と感慨深く見学しました。

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最後はツタンカーメンの黄金の椅子です。背もたれにはサンダルを半分こして履く仲睦まじい夫婦の絵が描かれているそうです。・・・ん?もし1組しかサンダルが無い時に、片方ずつ履くってありなのでしょうか。

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オマケ

黄金のファラオと大ピラミッド展 

博物館のヒエログリフの石版や石棺が並ぶ狭い中を歩いていると見慣れた文字を発見。日通さんが輸送を担当しているのは有名な話ですが、こういう所で見つけると嬉しくなりますね。数年前に六本木でやっていた「黄金のファラオと大ピラミッド展」のようです。あの時は、行きたいなぁと思いつつも大混雑と聞き諦めていたのですが、今こうして本場で見ることができているんだなぁと思い、感慨深かったです。(企画展の方が厳選されてたり見せ方なども工夫されているので、無条件に本場で見るのが良いと思っている訳ではありませんが。)ちなみに先の黄金マスクの中の1つが展示の目玉でした。

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歩き疲れて見上げると

ホールの石段に座って休憩している人がちらほらいます。私たちも1階を回った時点で疲れて少し休憩。見上げた天井が・・・ボロイ。まぁ、想像通りですが。外は青空ピーカンの天気なのに、曇り空に見えるような白いスリガラスでしょうか。雨の降らないカイロですので、最適な調光具合だと思いました。 

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まとめ

見せ方も工夫されていて知識が無くても楽しめました。さーっと回って休憩含めて1時間ちょっと。飽きっぽい私たちなので、案の定、最後はミイラや石棺を見飽きてしまいましたが、そのくらい多くの展示があります(約20万点)。余りにゴロゴロと貴重な石版や石棺・木棺があって、日本で言う墓石くらいの感覚なんだなと思いました。スケール感と墓石のように身近に感じる感覚が来る価値ありです。

ファラオなど特別な人だけのものだと思っていた石棺・木棺ですが、一人一人の個性が感じられる彩色が施されていて、死んだ誰かの死後を思って作られたものなんだと身近に感じることが出来ました。また、光と影により様々に表情を変える石像や石版、黄金マスクなど、ずっと見ていても私(嫁)は飽きませんでした。

やっぱり古代のロマンがあります。古代好きは絶対行くべき場所です。

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